新刊書店に欲しい本が無い!
そんな事ありませんか?私シャンティ(@asiameisou)は古本屋なので、新刊の本について、それぞれどの位のスパンで品切れや絶版になっているか、定かではありません。
ただお客様から良く言われるのは、どうやら絶版になってるんだけどどうしたら良い?こんな相談があります。
本が書店から消える。在庫が切れて出版社にストックされた在庫も切れたら、本は表舞台から姿を消します。
これが絶版(又は、品切れ本)という状態です。
表舞台から本が消えるのは、理由があります。それは、出版部数が少なく再販する程のお客様を見込めない場合、再販はしません。売れない本をわざわざ増刷する必要が無いからです。
なんだか寂しいですね。著者さんが1番寂しいと思いますが…。
それでは、こんな絶版になった本が欲しくなった時は、どうしたら良いでしょうか?さぁ書店から姿を消した本を探す旅に出ましょう。
新刊書店に欲しい本が無い!
欲しい本があれば新刊書店に行くと思います。これが普通の行動です。
新刊書店に行けば無い本は無いんじゃ無いかと思いますが、実はそんな事はありません。1日200冊の本が出版されている現状、書店に行ってもほんの一部が入荷するだけなのです。
そして、万一新刊で入荷した本でも売上が取れない場合、およそ1ヶ月で取次に返品されます。ここまで来るともう書店に入荷する可能性は低くなります。
簡単に言うと、書店にある本というのは、売れる見込みが少なからずあったり、書店員が棚に残しておきたい!と本への愛情がある場合以外は、棚に並ばないのです。
だから、欲しい本がメジャーな物であれば棚に並んでいたり取り寄せが可能ですが、読者層の数が少なかったり、雑誌など旬の本は、在庫が無くなった時点で新刊書店で手に入れるのは難しくなるのです。
さぁどうしたら良いでしょうか?
インターネット書店『ホンヤクラブ』
ホンヤクラブというインターネットに存在する書店を知っていますか?少しマニアックな話になるのですが、この本屋さんは、全国の書店と繋がっていて、ここで注文した本を近所の書店やTSUTAYAなどで受け取る事が可能です。
これを使うメリットは、送料が無料!
送料無料は大きいですよね。また書店にも利益が入るので応援している書店さんに届けてもらうと双方が嬉しいというメリットがあります。
もう一つ特徴があって、ここで在庫を探すと欲しい本が在庫があるのか?品切れ本なのか?絶版なのか?知る事ができます。
ここを見て万一品切れ、絶版なら新刊書店にでは、ほぼ見つけられる可能性を失います。
これでも見つけられないなら古本を探す
ここまで来て本が品切れ本、絶版本だと分かったら…。
残る手段は、古本屋を探すしかありません。
しかし、古本屋は無数にあり特に自分が、古本屋に行きなれていないと見当もつかない場合があります。
私のところに来るお客さんの大半は、そういうお客様が多いです。古本屋はなんだか取っ付き辛い、入り辛いそんなお話も聞きます。
ここが古本屋を利用する最初のハードルでしょう。
最近だとインターネットでも古本を探せます。1番一般的なのは、やはりAmazonではないでしょうか?単純に検索をして商品ページを見れば、中古品の出品を確認するのが容易です。
ただ、Amazonマーケットプレイスは、アマチュアや海外からの出品者も多数存在します。その為、稀のトラブルが起こる場合もあるので注意が必要です。
他に『スーパー源氏』という古本屋検索サイトがあります。こちらは、古書組合に入ってない古本屋も参加しているので、他では見ない本も出品されています。
次に見るべき検索サイトとして、『日本の古本屋』という古書専門サイトです。こちらは、全国の古書組合に入っている古書店のみが参加しているサイトになります。
やはり現状では、古書検索サイトを使用するのが、1番簡単に品切れ本と絶版本を探し出すのに有益です。
3つのサイトの特徴
ここで古本屋から見たこの3つのサイトについての特徴をお知らせ致します。
Amazonマーケットプレイス
単純に商品数が膨大です。その為、大抵の本を見つけられるはずです。しかし、ここで注意が必要です。古書の価格について、時折大幅に吊り上げられている場合があります。それは、競争相手がいない為に起こる現象です。価格が異常に高いんじゃないかなと思ったら、他のサイトを探るのをオススメします。
スーパー源氏
700万冊という膨大なな量の登録があり、自分の気分で検索してそれに該当する書籍を探せる特別な検索も付いてます。その為、思いもよらない書籍を見つけ出すこともできます。当然品切れ本、絶版本も探す事が可能です。
日本の古本屋
最後にして、大本命がこの日本の古本屋です。完全にプロの古書店のみが参加しているサイトです。その為、他のサイトで見つからない様な古書もこちらには登録されています。古書の価格はここが、1番信用できます。ただ最近は、amazonに価格が引っ張られている節もあります。しかし、古本を探すなら日本の古本屋が最良です。
インターネットが苦手なら
インターネットで本を選ぶのに抵抗があるなら、やはり足で探すしかないです。足で見つけてこそ見つけた時の嬉しさは倍増する。そんな気持ちも理解できます。
近所の古本屋さんに行ってみよう。
探している本によってですが、ベストセラーや比較的人気のある書籍を探しているなら、チェーン店型古本屋に行くのをオススメします。
Book ◯ffさんが代表的ですね。あとはない古本市場などもあります。とにかく量がある場所なら見つけやすいですね。
万一、古書やマニアックジャンルの書籍を探しているなら、近所にある古書店に行くのをオススメします。
何故か?簡単です。チェーン店では置かない書籍も店主の眼で選んで棚に並べているからです。
色々な手を尽くしても見つからない書籍
ここまで試しても見つけられない場合は、どうしたら良いのか?
実は、もう探すのが難しいです。ですが、まだ諦めてはいけません。ここからは、本が見つかるかは運になります。
この2つは、基本的に年代問わず利用している方が多いです。その為、アラート機能を使って出品されるのを待つのがオススメですね。案外、探している本が見つかる可能性がございます。
まとめ
古本を探すといっても色々な面から探す事が、最近は可能になりました。インターネットがない時代から考えたら便利な時代です。
探している本があるけど見つけられない。そんな方は是非試してみてください。古本は出会いです。これだけの本が出版されている現代、これは!と思った本があればすぐに買う事をオススメします。
見つけられなくなってからでは、もう遅いのです。
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